子どもの人権の勉強がしたい
私は性教育に関心が高まっていて、中でも人権の分野に興味があります。
この思いは子育てをする中で湧き上がってきたものです。
ニュースでは子どもが事件や事故で傷ついたり亡くなったりする報道がよくあります。第一子妊娠中から大切な我が子をどうやって守ればいいのか不安に思ってきました。
思い返すと私が子どもの頃から疑問に思っていた分野のひとつでもありました。教科書では人権の話がでてくるけど、実際にはそんなに守られていないと感じてきました。
人権の分野を勉強するにあたって手がかりになりそうなのが、CAPというNPO法人の活動です。子どもの安心・安全を守るためのアイディアを発信されています。
子どもの時に安心・安全を守ることは大人になってからの安心・安全に繋がると思うので大変興味深いです。
以下CAPプログラムとは | CAPセンター・JAPAN (子どもへの暴力防止プログラム)より引用
CAP(キャップ)とは、Child Assault Prevention子どもへの暴力防止の頭文字をとってそう呼んでいます。子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムです。
大切な自分を守るための行動の選択肢は、「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」です。自分は大切な存在と思う感覚(人権意識)があってこそ、「いや」と感じることができ、自分を守るための行動を選ぶことができるのです。
親・教職員や地域のおとななど 子どもを支える立場にある人が、子どものへ暴力について
正しい知識と共通認識を持ち、「あなたは大切な人」と伝えることが大切です。そして“子どもの視点に立って”、子どもの話を共感しながら聴くことが大切です。
CAPのサイトでは子どもを守るためのはじめの第一歩として参考図書が紹介されています。
私はこれらの本を読んで自分にできることを考えることから始めていこうと思います。
『しつけと体罰―子どもの内なる力を育てる道すじ』森田ゆり(童話館出版)
『子どもと暴力-子どもたちと語るために』森田ゆり(岩波現代文庫)
『あなたが守る あなたの心・あなたのからだ』森田ゆり イラスト:平野恵理子(童話館出版)
『子ども虐待』西澤哲(講談社現代新書)
『子どものトラウマ』西澤哲(講談社現代新書)
『子どもと性被害』吉田タカコ(集英社新書)
『子どもの貧困-日本の不公平を考える』阿部彩(岩波新書)
『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える 』阿部彩(岩波新書)
『ネグレクト―育児放棄 真奈ちゃんはなぜ死んだか 』杉山春(小学館新書)
『ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件』杉山春(ちくま新書)